シビックハッチバック&タイプRを生産しているホンダの英国工場閉鎖について考える。EC内のホンダシェアや次期シビックの生産拠点は?

シビックハッチバック&タイプRを生産しているホンダの英国工場閉鎖について考える。EC内のホンダシェアや次期シビックの生産拠点は?

こんばんは!
sorairoです。

先日ホンダが事業運営体制の変更に関する会見を行いました。

その中で二輪事業や四輪車等に関する体制の見直しの発表を行いましたが、
やはり一番の注目は、唯一の欧州の自動車工場である、英国の四輪車生産工場、Honda of the UK Manufacturing Ltd.(スウィンドン工場)の閉鎖ですね。

このホンダのスウィンドン工場は英国では4番目の規模の主要な自動車工場なので、英国にとっては非常にショッキングなニュースだったのではないでしょうか。

シビックハッチバックやシビック タイプRを唯一製作している自動車工場なので個人的にもびっくりしました。
昨年は、シビック・ハッチバックとシビック・タイプRを合計16万台生産したそうです。

ただし閉鎖時期は現行シビックが2021年中に完成車の生産を終了されフルモデルチェンジされるまでの2021年中まではイギリス工場で生産が継続されるそうです。

同じく現行シビックセダンが生産されているトルコの四輪車生産工場であるHonda Turkiye A.S.も、同様に2021年中に生産を終了し閉鎖するそうです。
シビックセダンは日本だけで生産されていると思っていたのですが、トルコでも生産されていたんですね^^;

ちなみに今回の英国での生産中止ですが、EU離脱(ブレグジット)とは関係ないとのことで、近年の環境規制の強化や、電動車両への関心の高まりなどを受け、今回電動化への対応を強化するためとの説明がありましたが、

そもそもホンダの欧州での販売は全体の約3.5%くらいで欧州でのシェアは1%前後まで低迷していたので今回EC離脱で揺れていたのと、赤字続きの欧州での販売を縮小するためなのではないかなと感じました。

ちなみに英国がEUから離脱するとEU側への輸出や部品輸送にも関税がかかるのは作れば作るほど赤字が拡大する悪循環にもなりますしキツイと思います。


また2019年2月1日に日本とEU諸国の間で「EPA(Economic Partnership Agreemen=経済連携協定)」が発効されました。
これによって自動車部品の9割以上の関税がゼロとなります。
日本製の乗用車に関してEU輸出には現在10%の関税掛かっていますが8年後には完全撤廃されるので日本から輸出する利点が高まるのもありあえて英国で生産を続けるメリットが無くなったのが今回の決断を決めた大きな理由ではないでしょうか。

ちなみに欧州自動車工業会(ACEA)によりますと、ホンダの欧州内での18年の販売台数は13万7台でシェアは0.8%とトヨタ73万台、日産自動車47万台と比べてもかなりキツイ戦いを強いられていますが今後はなんとかシェアを増やすべく頑張っていって欲しいですね。

気になるのは次期シビックの生産拠点ですが、現在イギリスで生産しているシビックの55%が北米に輸出されているそうで、そういった効率もあり、次期モデルからは北米向けは北米で生産されるそうです。
他の地域でも生産する方針だそうですが、北米以外の生産拠点については「検討中」だそうです。

もしかしたらEPA発行で関税ゼロもあるので日本でも生産されるかもしれませんね^^
次期型以降は少し納期も早くなるかもしれませんね!

それでは、また!

tvk「クルマでいこう!」 ホンダ シビック TYPE R特集回の動画が配信されました^^岡崎五朗さん、藤島知子さんの評価はいかに^^

東京オートサロンで発表された無限「シビック TYPE R」カスタムモデルがカッコ良すぎる!!!

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