昨年のJCOTYでN-BOX/N-BOXカスタムに最高点10点を入れた自動車評論家の皆さんのコメントが素敵です♪
こんばんは!
昨年の第38回 2017 – 2018 日本カー・オブ・ザ・イヤーは「N-BOX/N-BOXカスタム」もエントリーされて、
10ベストカーに残りましたが、惜しくも5位でした。(1位はボルボXC60。)
ただ、審査員の選考委員別配点表を見ると1位のボルボXC60とならんで10人が最高得点の10ポイントを入れていました。
ボルボXC60がカー・オブ・ザ・イヤーに輝きましたが、
N-BOXも同様に10人が最高得点を獲得したというのは素晴らしいですね。
審査員によってN-BOXは0点や波があるポイント分布のため5位という感じだったみたいですね。
まんべんなく得点を獲得したボルボXC60が戴冠した昨年の結果でした。
この辺は自動車評論家によって重視するポイントが違いますから仕方ないかもですね><
ただスモールモビリティ部門ではN-BOXが受賞し、
授賞理由としては、
プラットフォームとパワートレーンを一新するなどで軽自動車規格の中で最大級のキャビンを確保、機能的で使い勝手のいいスペースを実現。また、走りは軽快で上質なハンドリングには安心感がある。さらに安全運転支援システムの“ホンダセンシング”を全グレードに標準装備した点も大いに評価した。
とのことです。
折角なので
N-BOXに10点をつけた10人の自動車評論家の方々のコメントを紹介します。
青山 尚暉
ホンダ 【N-BOX/N-BOXカスタム】
軽自動車としてかつてないアジャイルハンドリングアシストなどによる高い運動性能、こだわりの静粛性やクラスレスで上質な乗り心地がもたらす快適性能を、車体とエンジンの新設計、軽量化、8~10カ所におよぶ防音材などで実現し、VTEC採用のNAエンジン搭載車でもロングドライブに十二分な動力性能を備え、さらにホンダセンシングの全グレード標準化、軽自動車へのACCの展開、使い手と同乗者(子供やペットを含む)を思いやる上級装備や配慮、依然、ライバルの追随を許さないパッケージングなど、目をみはる商品力を身につけているところを評価しました。
大谷 達也
ホンダ 【N-BOX/N-BOXカスタム】
自動車の性能を高めようとすればコストが上昇するのは当然のこと。クルマの個性や味わいといった部分にもこれと似た側面があって、個性豊かで味わい深いクルマを手に入れようとすれば車両価格はどうしても高くなりがちであった。ボディの外寸やエンジン排気量が厳しく制限される軽自動車であればその傾向はなおのこと強く、個性や味わいはもちろんのこと、性能や機能性といった部分でも我慢を強いられることが少なくなかった。しかし、新型N-BOXは単に性能や機能性を向上させただけでなく、ハンドリングや乗り心地に“味”の概念を採り入れたことが、従来の軽自動車とは大きく異なる。そのサスペンションは往年のフランス車のようにソフトでストロークが長く、快適な乗り心地と優れたロードホールディング性を実現。一般的に柔らかな足回りが苦手とするステアリング・レスポンスも決して悪くない。このようにクルマの本質的な楽しさを軽自動車規格という厳しい制約のなかで追求・実現したことを高く評価したい。価格が比較的低廉で、クルマの魅力を広く一般に伝える可能性が高いことも選考理由のひとつである。
岡本 幸一郎
ホンダ 【N-BOX/N-BOXカスタム】
これまでもその年をもっとも象徴すると思うクルマに10点を投じてきましたが、今期はいつもにも増して配点に迷ったのですが、行きついた結論がこちらのとおりです。N-BOXは、軽自動車としては望外の内容を誇る一方で、軽自動車かどうかにかかわらず、とにかく1台のクルマとしての実力が極めて高いと思い、最高点を投じた次第です。ひいては従来型でもまだ十分に戦える商品力があったであろうところを、よりよいものを少しでも早くユーザーに提供しようとプラットフォームから全面刷新し、少しでもユーザーが便利で安全に使えるようにと努力したホンダの姿勢も大いに共感を覚えます。もし軽自動車初のCOTY受賞車になったとしても、それに相応しい1台ではないかと思います。以降の配点にも同様に悩みましたが、その極めてなめらかな走り味が印象深く、完成度の高さにもっとも感銘を受けた5シリーズを次点とし、以下、安全性へのこだわりとエレガントなデザインに大いに魅力を感じたXC60、全面刷新によりクラス屈指の完成度を誇るスイフト、パワートレインまで含めた「TNGA」採用とデザインを際立たせ新境地に達したカムリに配点いたしました。
川島 茂夫
ホンダ 【N-BOX/N-BOXカスタム】
サイズ面でも車格面でも乗用車の最小クラスの軽乗用でありながら、AEBSや衝突回避操舵支援、半自動操舵型LKA、標識認識、オートハイビーム等々の安全&運転支援機能を採用。最高水準とまでは言えないものの上級クラスの水準を超える充実した機能を軽乗用に展開したことは同様システムの普及を加速させる大きな推進力になると考えました。また、同タイプの主用途となるタウン&ファミリー用途の中心に向けた穏やかな乗り心地と挙動を質感高くまとめるとともに、深いロールで落ち着くフットワークや高速コーナリングで神経質な反応を抑え素直なライントレース性をもたらすアジャイルハンドリングアシストの採用など、走りの懐深さも破格と言えます。軽乗用の新時代の予感だけではなく、乗用車の標準値を一段も二段も上げてしまう可能性を備えたクルマとして評価しました。
国沢 光宏
ホンダ 【N-BOX/N-BOXカスタム】
軽自動車という”ワク”でなく小型乗用車として高く評価したい。例えば予防安全性。ボッシュ製カメラ+レーダーを組み合わせたホンダとしても最新型のシステムを投入。小型車を含めた全てのモデルで最も優れた性能を持つ。衝突安全性もサイド&カーテンエアバッグを全グレードに装備出来るようにするなど万全である。世界最高の小型乗用車として自信を持ってCOTYに推挙させて頂きます。
鈴木 直也
ホンダ 【N-BOX/N-BOXカスタム】
クルマのハードウェアとしての良さについてはもちろんだが、ぼくが高く評価したのはこの新しいN-BOXにホンダ復活の予兆を感じたからだ。これはどこのメーカーにも共通する悩みだが、シュリンクする日本市場に専用車を投入する余裕がなくなり、必ずしも日本ベストとはいえないグローバルモデルでお茶を濁すケースが増えている。そんな中、完全に日本専用となる軽自動車で、思い切った投資をしていいクルマを造り、その収益で再投資をしてもっといいクルマを造る…この理想的なサイクルをしっかりと回している点が素晴らしい。強力なライバルが多い軽自動車というジャンルにおいては、ホンの頭ひとつでも抜きん出るのは容易ではない。そんな中、とりわけ走りの質感におけるN-BOXのアドバンテージは驚きと表現するよりほかに言葉がない。単純にスポーティなクルマを増やせばいいといった表層的なことではなく、クラスの常識をひっくり返すようなアグレッシヴなクルマ造りこそが、かつてファンのハートを熱くしたホンダの魅力。N-BOXにそんなワクワクする期待感を感じたがゆえのイヤーカー選定であります。
中谷 明彦
ホンダ 【N-BOX/N-BOXカスタム】
軽自動車という小さなカテゴリーの枠内で150kgもの軽量化を果たした高い技術力。質感の高い走りと高品質に仕上げられた室内、先代以上の使い勝手の良さなど日本を代表するに相応しいスモールカーであり、世界にも誇れる。
まるも 亜希子
ホンダ 【N-BOX/N-BOXカスタム】
日本の暮らしを支えるベーシックな軽自動車の中でも、子育て世代やファミリーが「もっと便利で、もっと楽しい日常」を求めて購入するのがスーパーハイトワゴンだと思います。N-BOXは、初代からわずか6年足らずでプラットフォームまで新規に作り変え、パワートレーンも新しくするほどの強い意志を持って、その想いに応えたと感じました。運転しやすく安定してしっかりと走れる走行性能、広さだけでなく様々な工夫を凝らして使いやすさを突き詰めた室内、先進安全運転支援技術「Honda SENSING」を全車標準とした高い安全性。そして、低いフロアと広く開いた開口部で荷物が積みやすいラゲッジルーム。これは福祉車両としての実力も高く、来春にはスロープ仕様の登場が期待されています。どんなライフスタイルにも役立ち、安心して乗れる軽自動車として、一歩抜きん出た存在となったN-BOXがイヤーカーにふさわしいと選ばせていただきました。
諸星 陽一
ホンダ 【N-BOX/N-BOXカスタム】
日本のカー・オブ・ザ・イヤーにふさわしいクルマ、今年の日本を象徴するクルマとしてN-BOXに最高得点を配点しました。日本の軽自動車規格は独自のもので、ガラパゴス状態の象徴でもあります。しかしながら、軽自動車を必要としている方は非常に多く存在し、求められているカテゴリーであることも事実です。そして、このカテゴリーの進化は日本の自動車産業の底上げにも通じるものだと感じます。低価格が重要な軽自動車において、価格アップが恐れることなく、プラットフォーム、ボディ、パワートレインを一新。とにく各種安全装備を標準装備したことは、クルマにとって大切なものはなにかを真剣に捉える意思が感じられます。N-BOXは従来の軽自動車とは一線を画する完成度の高さで、まさに軽自動車の枠を超えるクルマとなりました。10年後、20年後に過去を振り返ったとき「2017年は軽自動車のレベルが革新的に進んだ年であった」と語れることもN-BOXを選んだ理由です。
渡辺 陽一郎
ホンダ 【N-BOX/N-BOXカスタム】
日本カー・オブ・ザ・イヤーだから、日本の顧客と市場に適する商品であることを条件に選んだ。そうすると受賞の候補に値する車種がきわめて少ない。日本車ですら、日本の顧客と市場を大切に考えた車種はわずかしかない。この中で最も注目されたのが軽自動車のN-BOXだ。優れた機能を備えた先代型をベースに、居住性、シートアレンジ、走行性能、乗り心地、安全装備まで、さまざまな機能に磨きをかけた。欠点を解消して、さらに優れた軽自動車に進化させている。ただしこれほど優れたN-BOXを開発した以上、ホンダは登録車にも力を注がねばならない。軽自動車の販売比率が今以上に高まると、軽自動車関連の税金が増税され、公共の交通機関が未発達な地域で古いライフなどを使う高齢者の移動手段を奪う心配が生じるからだ。軽自動車は福祉車両の性格を併せ持ち、その開発と製造を行う企業も社会正義の一翼を担う。軽自動車の顧客を守るためにも、登録車に力を入れて欲しい。
どうでしたでしょうか?
コメントを読みながらうんうん、うなずいちゃいました(笑
イヤーカーには選ばれませんでしたが、評価している人も多いのは嬉しいですね♪
それでは、また!
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